WordをPDFに無料変換 — ローカル処理
重要な制限:PDFGemはWordのレイアウトエンジンを使いません。Mammothが対応するDOCXの内容をHTMLへ意味変換し、html2canvasがその表示を長い画像として取り込み、A4ページに分割します。Wordで設定したページ構成をそのままPDFへ移す処理ではありません。
ファイルはブラウザ内で処理されますが、生成されるPDFは元のDOCXの完全な複製ではありません。原本を残し、共有前に両方を見比べてください。
ブラウザ変換で反映されやすい内容
本文の段落、見出し、箇条書き、番号付きリスト、単純な表、行内画像など、文書の意味構造は比較的扱いやすい内容です。PDFGemはこれらを共通のブラウザ用スタイルで描画します。
- 見出しや本文は取り込まれますが、Word独自の文字組みやスタイル動作は再現されません。
- 表は基本構造を表示できますが、セル結合、入れ子、長い表では位置やページ境界を確認する必要があります。
- 行内画像は扱いやすい一方、回り込みや絶対配置を使った画像は移動または欠落する場合があります。
- ページはJPEG画像としてPDFに入るため、文字、リンク、フォームはネイティブなPDF要素として残りません。
Wordと同じにならない主な部分
元の改ページ、セクション、段組み、用紙余白、ヘッダー、フッターはWordの印刷設定どおりには処理されません。ブラウザで作った長い画像をA4の高さで切るため、段落、表、画像がページ境界で分割されることもあります。
埋め込みフォントは引き継がれず、ブラウザで利用できるArial系のフォントに置き換わります。グラフ、テキストボックス、脚注、変更履歴、フィールド、浮動オブジェクトなども、重要な情報がある場合は必ず確認してください。
PDFGemでDOCXを変換する手順
- Word→PDFツールを開きます。
- 端末から.docxファイルを選択します。.docファイルは直接選べません。
- 選択するとブラウザ内で変換が始まり、PDFが端末へ保存されます。
- 保存したPDFを開き、ページ数、文章の順序、表、画像、文字化けを原本と照合します。
処理時間や成功する文書量に固定の保証はありません。長い文書や画像の多い文書では端末のメモリを多く使うため、変換が完了しない場合は文書を分割するか、WordまたはLibreOfficeから直接書き出してください。
共有前の確認ポイント
- 文章:段落の欠落、文字化け、句読点、ルビ、特殊記号を確認します。
- ページ境界:表の行、画像、見出しが途中で切れていないか確認します。
- レイアウト:ヘッダー、フッター、段組み、テキストボックスに依存した情報が落ちていないか確認します。
- 利用方法:生成PDFでは文字検索、コピー、クリック可能なリンクを前提にしません。
- 原本:編集や再変換に備えて.docxを保管します。画像PDFからDOCXへ戻しても元の構造は復元できません。
より良い結果にする準備
複雑な文書を単純化すると確認箇所を減らせます。画像を行内に配置し、入れ子の表や重なったテキストボックスを避け、不要な空白段落を削除してください。ただし、Wordで挿入した改ページやフォント埋め込みがPDFGemの出力を保証するわけではありません。
履歴書、社内メモ、簡単な案内文など、本文中心の文書で、画像ベースのPDFでも問題ない場合に向いています。契約書の最終版、印刷物、アクセシビリティ対応文書、検索可能な資料、厳密なページ指定が必要な提出物では、WordまたはLibreOffice自身のPDF書き出しを使う方が適切です。
変換後に使えるツール
Word→PDFツールで変換した後は、ダウンロードされたPDFを必ず開き、元のDOCXとページごとに比較してください。
よくある質問
PDFGemはWord文書を正確に保持しますか?
いいえ。対応内容を意味変換してラスター化するため、改ページ、ヘッダー、フッター、フォント、グラフ、浮動オブジェクトは変化または欠落する場合があります。
PDF内の文字は選択・検索できますか?
いいえ。各ページはラスター画像で、通常の選択可能なテキスト層を含みません。
どのWord形式に対応していますか?
対応するのは.docxだけです。旧形式の.docはWordやLibreOfficeで.docxに保存し直してから選択してください。
どの機能が失われたり変わったりしますか?
ページレイアウト、埋め込みフォント、グラフ、浮動オブジェクト、リンク、フォーム、アクセシビリティ構造が失われる場合があります。
ファイル容量や変換時間は保証されますか?
いいえ。DOCXの複雑さ、画像、ブラウザメモリ、端末性能に依存します。